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雑誌「クルーズ」に好評連載中の「世界の船旅」CRUISE誌上放映を動画で紹介
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第34話 カーニバル・ビクトリー 陽気なカリブを巡る 笑顔のファンシップ
みんなでつなげよう、インタビューの輪!
 ホテル・ディレクターにインタビューしていると、カメラの後ろからクルーズ・ディレクターが百面相をして、からかい始めました。必死に笑いをこらえながらインタビューを終えたホテル・ディレクターは「今度は僕が代わるよ!」と言ってマイクを取り上げ、クルーズ・ディレクターの元へ。「え?君が聞くの?」と、困惑気味のクルーズ・ディレクター。
 とても放映できないプライベートな質問が続き、周りのクルーも大爆笑。「次はシェフに聞こう!」と今度はクルーズ・ディレクターがマイクを持って厨房へ。私たちはカメラを持ってついて行くだけ、とっても楽ちんでしたが、果たして番組に使える話を聞いてくれているのかよく分からず、帰国後翻訳するまでドキドキでした。
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第35話 飛鳥Ⅱ 日本最大客船で行く南西諸島クルーズ
船旅の醍醐味!
  今回は英語の心配も無く、寄港地の許可申請もバッチリ、奄美大島には入港する飛鳥Ⅱを港から撮影するクルーまで手配し、「奄美入港を最初のクライマックスにして、一気に盛り上げよう」と、万全の体制でロケに臨みました。
 ところが、気の早い台風一号(3月末の取材でした)の発生で奄美近海は荒れ気味。午後一時過ぎまで港の外で停泊して風が収まるのを待ち続けましたが、結局奄美寄港はあきらめることになりました。
 待ち続けてくれた島の撮影班に断りの連絡を入れ、さぞかし乗客もがっかりしているだろうと思ったら、「行き先が変わるのも船の醍醐味よ」と明るく話す飛鳥乗船回数数十回という乗客。その声に、船旅の奥深さを思い知らされました。
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第38話 ノルウェージャン・ジェム 遊び満載のフリースタイルクルージング -エーゲ海・東地中海(仮)-
モテる秘訣は世界共通
 初めて訪れたクロアチアのスプリット。「こんにちは。何の撮影?」
 流暢な日本語に振り返ると、そこにはイケメンのクロアチア人が。
 「日本にいた頃は、女の子にモテたんだよ……」などと自慢し始めた彼に、町が一望できる場所を聞いてみると、「マルヤンの丘だね。案内するよ」と先導して歩き出しました。その丘は車で20分以上かかると聞いていたのですが、彼は裏路地や狭い階段など、地元の人しか知らない近道を通り、なんと15分程で丘の上に。その後も「日本語メニューがある店ならそこ」「絶景ならここ」「土産はあそこ」と実に親切にしてくれました。
 やっぱりマメな奴はどこでもモテる。と、クロアチアのプレイボーイに感心した一日でした。
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第32話 エンチャントメント・オブ・ザ・シーズ&マジェスティ・オブ・ザ・シーズ
      気軽に楽しむカリブ海ショートクルーズ
内も外も大パニック
  海外ロケでは、危険な目に遭うことも少なくありません。今回は日本のデスクから見た制作の裏話です。
 「え? 盗難?」。取材スタッフからの国際電話を受けた私(デスク)は、思わず声を上げました。
 長電話を終え、ようやく状況を把握して振り返ると、「強盗?」「大けが?」「救助に行け」と事務所は現場以上にパニック状態。わずかな間に話が大きくなってしまったのです。
「 休憩中に車から機材が盗まれたけど、人もテープも無事!」と告げると、皆一斉に胸をなでおろしました。その後(安心した顔で)「危機管理が甘い」などと怒る人々をほほ笑ましく見ていると、「何を笑っている!」とこちらに火の粉が飛んできました。皆さんも電話と盗難にはお気を付けください。
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第11話 ディスカバリー 雪と氷に包まれた極寒の聖地 南極クルーズ
船長は大変
 航海中のある日、働く船長の姿を撮ろうとしたのですが、船長は少々お疲れの様子。実は2人の乗客がささいなことで口論を始めて、それが気になっていたようなのです。ご心労の様子に気を遣い、撮影は翌日にすることにしました。
 ところが次の日はさらにお疲れ顔。仲裁が上手くいっていないようです。さらにもう一日待ってみますが、あまり芳しくありません。
「このままじゃ撮影は難しいかな……」と思い始めた4日目。すっきりとした表情で船長が現れました。3日3晩の粘り強い説得が功を奏し、対立は解消したようです。「大変でしたね」と声を掛けると、船長は「流氷や嵐に比べれば気は楽だよ」と涼しい顔。さすが!と感心し、船長のご苦労に頭が下がりました。
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第33話 ラ・マルグリット 世界遺産アンコール・ワットとメコン河クルーズ
日本語←→カンボジア語←→英語←→ベトナム語
 船長インタビューの際、問題が発覚。ベトナム人船長は母国語以外全く分からないのです。こちらも日本語しか分からず、しかも通訳はカンボジア人で日本語は話せるが、それ以外は全くダメ……。
  そこで、アメリカ人の通訳をしているカンボジア人と、英語の分かるベトナム人航海士にも手伝ってもらい、まず私の通訳が日本語からカンボジア語に。次に別の通訳がカンボジア語から英語に。最後に航海士が英語からベトナム語にして船長に伝える。さらに答えをその逆の手順でもらうという、何とも壮大な伝言ゲームになりました。
 最後に船長が笑いながら「これからのカメラマンは、2カ国語以上は必須だね……」とポツリ。お互い様でしょ、と大笑いしました。
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第31話 クリスタル・シンフォニー 神秘の大自然と真夜中の太陽 白夜の北極圏クルーズ
乗船不可?
 出航前、打ち合わせのため、一般の乗船時間よりも早く船に向かいました。ところがクルーは、「前の乗客の下船が終わっていない」と乗船させてくれません。「待ち合わせをすっぽかすわけにはいかない」と必死に訴え、心の中で「誰だよ。連絡し忘れたやつは……」と愚痴りながら待つこと数十分、連絡を受けた女性オフィサーがやってきました。そして険しい表情で一言、「打ち合わせは明日でしたよね」。
 一瞬にして血の気が引き、誰が悪いのか分かりました。しかし、「私の勘違いでした」と深々と頭を下げ退散しかけると、なんと彼女が掛け合ってくれて、本当に特別な計らいで、そのまま乗船できることに。
 以来、スケジュールを3回以上確認するのが日課となりました。
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第16話 ポール・ゴーギャン ポール・ゴーギャンの愛した島々・フレンチポリネシア
エイに注意
 ポリネシアの海は本当に美しく、シュノーケリングのツアーは大人気。ボートが入り江に入ると、まず一人のスタッフが海に飛び込みました。途端にその背後から、怪しい黒影が集まってきたのです。よく見るとそれはエイ! それも十数匹! 日本でよく見る「アカエイ」には毒があるので、「これはやばい!」と息をのんだ瞬間、スタッフは悠々とエイの頭をなで始めました。
 ここのエイたちは餌付けされていて、安全に「ドルフィンタッチ」ならぬ「エイタッチ」ができるのです。「Come in(いらっしゃい)!」の呼び声で乗客たちも飛び込み、水に浮かんでエイと戯れました。エイよりも多くの乗客たちが、うつ伏せに水に浮かんでいる姿は、ちょっと不思議な、珍しい光景でした。
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第17話 スターフライヤー 大航海時代の夢 帆船で巡る南海の楽園
ボート+モニター=船酔い
 航行中の船を外から撮るのは、毎回苦労します。この時は、寄港地の沖合に停泊中、港へ向かうボートに「船の周りを回って」とお願いしました。停泊中は帆を降ろしていますが、撮れるだけでも幸運です。しかし、小型船に揺られてモニターを見ると、すぐに強烈な船酔いに襲われます。苦悶の表情が、芸術に対する情熱に見えたのか、ボートは一周だけの予定が2周3周の大サービス。
 ようやく港まで送り届けてもらうと、なんと停泊しているはずの帆船が帆を揚げ始めたのです。「帆船らしい雄姿を」と言った私たちに気を遣って、短い距離ですが帆を上げて航行してくれたのでした。すぐさま港から動く帆船を撮影し、帰りのボートでも再チャレンジ。苦しくて、うれしくて、クルーに何度も頭を下げました。
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第9話 ゴールデン・プリンセス 豪華客船ゴールデン・プリンセスで行く、メキシカンクルーズ
メキシカンジャンプ
 メキシコの海岸でクリフダイブ(高飛び込み)を行う人たちを見つけました。15メートルはあろうかという崖の上から波立つ海に飛び込む男たち。絶好の被写体です。
 ところがカメラを構えテープを回し始めた途端、飛び込みが止まりました。ちょっと気の弱そうな男性が躊躇していたのです。5分、10分、男は飛び込むそぶりを見せては立ち止まり何度も引き返します。まわし続けるカメラのテープ残量の警告ランプが点灯し始めました。一度止めて様子を見るか、しかしこういう場合、止めた途端に飛び込まれて、決定的瞬間を逃すことがままあります。テープ残量計と崖の上を見比べながら待つこと15分。順番待ちの人にせき立てられ、ついに男は飛び込みました。海面に顔を出した男性にギャラリーから万雷の拍手が贈られていました。
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第29話 クリスタル・セレニティ 歴史と美食の十字路 地中海の賛美クルーズ
初めてのお買い物?
 世界的に有名な松久信幸氏が監修する船内レストラン「シルクロード」は大人気。その味の秘密は、各寄港地でその日に獲れた新鮮な魚を仕入れること。ある港で板長に同行し、仕入れの様子を取材しました。初めての寄港地で魚市場を探すのは意外と大変。「Fish market」を教えてもらうと、そこは釣具屋さん。身振り手振りを交えて魚屋さんの場所を聞いて回りますが、なかなかたどり着きません。そして探し回ること2時間! やっと見つけた魚屋さんで今朝獲れた魚を仕入れ、休む間もなく夕食の仕込みのため船に戻って行きました。
「長期間船で働いていても寄港地で知っているのは魚屋さんだけですよ」と笑う板長からは、料理に賭ける情熱が感じられました。
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第28話 スーパースター・ヴァーゴ&カーニバル・イマジネーション 最新ショートクルーズ
     驚きのアジア&情熱のカリブ フリースタイルVSファンシップ
6本指の猫
 カーニバル・イマジネーションの寄港地のひとつキーウエストは、文豪アーネスト・ヘミングウェーが暮らした町。彼の暮らした家は、博物館として公開されています。周辺には、たくさんの猫がすんでいるのですが、この中に、指が6本ある変種が何匹かいます。ヘミングウェーはこれらの猫を「幸運を呼ぶ猫」と呼んでいたそうです。しかし、目を凝らして猫たちを見つめても、「6本指です」なんて看板を背負っているはずもなく、動き回る猫の指を数えるのは至難の業。仕方なく行き交う猫を片っ端から撮影しました。帰国後、大量の撮影素材に現れるたくさんの猫たちの指を、徹夜続きの目をこすりながら一匹ずつ数えている編集スタッフの後姿に、そっと手を合わせました。
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第26話 リバークラウド/サクセス 歴史を巡るリバークルーズ ドイツ・オランダ
船長はご機嫌斜め?
 「僕はドイツ人だから英語はしゃべれないよ」。ダンディーな船長の第一声に私たちは動揺しました。でも、国際航路の船長が英語を話せないはずがありません。ウェルカムパーティーでもスピーチするでしょう、とマイクを付けようとすると、今度はいやだいやだと駄々をこねて、逃げ出しそうな勢いです。
 事前にインタビューはお願いしていたはずなのに、気難しい人なのかな? 本当に逃げ出す前に撮影しちゃえ、とカメラを回し始めると……何と! 笑顔でペ~ラペラ、流暢な英語で答えてくれました。結局、途中でつかえることもなく、1発でOK。カメラが止まった途端「やった?!完璧だね! 僕ってすごい?!」とニコニコ顔。あの嫌そうな前振りは何だったのでしょう?
 もしかするとこちらの反応を楽しんでいたのかも。このお茶目な船長は、乗客の間で(特にマダムたちに)大人気でした。
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第10話 オーシャン・モナーク 古代文明発祥の地と白壁の街並みを巡る! 憧れのエーゲ海クルーズ
初めてのスイートルーム!?
 「撮影機材も多いようですし、広めの客室が空いていますから、移られますか?」と、日本人乗務員の方からうれしいお申し出をいただきました。我々が通常お願いするのはスタンダードクラスのツインルームですから、小躍りしながら「よろしいですか? 助かります」とお礼を言って移動しました。用意していただいた部屋は「広め」どころか、最高級のスイートルーム!
ゆったりとしたリビング、広いバルコニー。そして寝室には、特大のダブルベッドがドーン! ……んん? (40代と50代の)男2人の取材班は思わず顔を見合わせました。せっかくの好意を無にするわけにもいきませんが、一緒に寝るのはちょっと……。結局ベッドと、リビングのふかふかソファに分かれることに。豪華客船のスイートに泊るなんて、これから先もないだろうな……と、窓外の月を眺めながら眠りました。
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第5話 MSCオーケストラ 南米西海岸とパナマ運河クルーズ
天は自ら助くる者を助く
 出港予定は「アドリア海の女王」ベニス。これまで何度も訪れ、カメラポジションや光の方向も把握しているので「サンマルコ広場を俯瞰で狙って」「尖塔がゆっくりと流れるように……」と細かく打ち合わせをして、当日ベニスに入りました。ところが! 接岸しているはずの船がありません。なんとこの日は年に一度の港祭りの日。そのため大型船は、近くの工業用港からの出港に変更されていたのです。始まりから「女王」にひじ鉄をくらったような気分。しかし運は我々を見放してはいませんでした。
後日、別の船の撮影でベニスを訪れたとき、「もしかしたら……」とカメラを構えていると、なんと偶然にもMSCオーケストラの出港に遭遇したのです。おかげで「出港する船を別の船から狙う」という他にはない映像を撮ることができました。優しい「女王」の微笑を感じた瞬間でした。
第5話紹介 | 第5話予告 | 第5話本編 | 船の詳細へ
第30話 レジェンド・オブ・ザ・シーズ 
サービス過剰? カクテル・ザ・スーパースター
 バーの撮影をしていた時、カウンターにいたバーテンダーがカメラに気付いて、パフォーマンスを見せてくれました。映画『カクテル』のようにシェイカーやボトルを次々と宙に飛ばし、ステップを踏み始めるサービスぶり。
 ところが、演技はしだいに加熱し、シェイカーがくるくると宙を舞う高さも、徐々に高くなっていき、天井灯にぶつかり始めました。「もう十分、OK、OK!」と声をかけても、ウインクをしてさらに高く投げ上げます。技のスピードも上がり、シェイカーが周りのグラスを壊しても止まりません。とりあえず必要な画は撮れたので、「サンキュー。バイバイ!」と声を掛け、バーカウンターを離れました。
 ひととおりそのデッキを撮影した帰りに目にしたのは、終わることなく続いていたパフォーマンスと、それを遠巻きに見つめる他のクルーたちでした。
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第27話 サファイア・プリンセス 神秘の氷河と大自然を体感 アラスカクルーズ
郷に入らば郷に従え
 船が入港する時だけにぎわうような小さな港町、ウィッティア。その吹きさらしの堤防に真夜中、カメラを抱えた二人の男が立っていました。我々取材クルーです。
 その日の夕方、我々は港を下見していました。土産物屋の主人に「明日の朝入港する客船を撮影する」と話したところ、思わぬ答えが。
「朝だって? ずっとここに住んでいるけど、船はいつも真夜中に入港だよ」。船が予定より早く入港することは少なくありませんが、そんなに早く……? 店主の言葉が気にかかり、夕食後、港に戻りました。そして凍える寒さの中、3時間が経過。「朝には二人とも冷たくなっちゃうんじゃないの?」と不吉な想像をした瞬間。港に近づく船影を発見! 時間は午前0時。航路の関係で、下船予定は朝でも、入港は真夜中なのだとか。冷たい風に吹かれながらも「信じてよかった」と感じた瞬間でした。
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第13話 セレブリティ・インフィニティ 南米西海岸とパナマ運河クルーズ
パナマで渋滞
 今回の見どころは何といってもパナマ運河。乗客たちも期待に目を輝かせています。そんな人々を展望ロビーで撮影し、次は運河の風景を撮ろうとデッキに移った時には、もうすでに黒山の人だかり。カメラが入るすき間はありませんでした。
 「Excuse me !(失礼)」、「Sorry!(すみません)」と声を掛けますが、なかなか近づけません。「運河の映像がないだとぉ?!」と怒るデスクの顔が思い浮かびましたが、無理をしてクレームが出てもまずい。どうにも動けなくなってしまいました。
 しかし、パナマ運河通航は全航程およそ24時間。ひとつの閘門を超えるのにも長い時間がかかります。あまりにゆったりとした風景の変化と、赤道近くの暑さに参ったのか、デッキにいた群衆はいつの間にか居なくなってしまいました。炎天下で撮影し続けたその夜、日本への報告メールには「パナマ渋滞。暑さバンザイ」と書いて送りました。
第13話紹介 | 第13話予告 | 第13話本編 | 船の詳細へ
第25話 プロフェッサー・マルタノブスキー 南氷洋冒険クルーズ 白銀のオデッセイ
船酔い用裏メニュー!?
 この取材では珍しく船酔いしてしまい、ロケ中ずっと食欲がありませんでした。ディナーを残す姿が気になったのか、アシスタント・シェフの女性が「船酔いでも食べられる特別料理を持ってきてあげる」と言ってくれました。そして運ばれてきた皿の上には、なんと、豆腐が。「え! 冷奴?」実は、このアシスタントさん、ご主人が日本の方で、彼女も日本食が大好き。わざわざ豆腐を持ち込んでスタッフの裏メニューとして楽しんでいたそうです。船酔いの胃袋に、冷奴のありがたみが染み渡りました。
 見慣れない食べ物なので、他の乗客たちが「何を食べてるの? ちょっと試させて!」と寄ってきました。でも、みんな一口食べると、顔をしかめて「噛めないよ、これはダメだ!」。残念ながら皆さんのお口には合わなかったようで、船酔いを救ってくれたこの裏メニューが、表に出ることはありませんでした。
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第22話 カーニバル・ミラクル 素顔のカリブ海に出会う旅 カジュアルシップ、カーニバル・ミラクル
取り扱い注意
 出港直前。なぜかカメラマンが船内放送で呼び出されました。なかなか帰ってこないので、心配になって行ってみるとセキュリティ・スタッフとカメラマンが押し問答。カメラマンいわく「工具を没収するって言うんです」。ロケでは、カメラの故障などに対応するため、小さな工具を持っていく時があるのです。「どれが問題になってるの?」と聞くと、出してきたのは決して小さくないモンキーレンチ※。三脚の具合が悪かったので撮影の合間に調整したかったらしいのですが、さすがにこれは大きすぎます。カメラマンを説得してモンキーレンチをあきらめさせましたが、没収される前に三脚のねじをしっかり締め直して船に戻りました。
 ※ボルトなどを回す工具の一種
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第23話 セレブリティ・ミレニアム プレミアムシップで行く大自然体感クルーズ~ニュージーランド・オーストラリア
エキストラ60人
 ダイニングの光景と料理とを同時に撮るのはなかなか大変。このときは、料理のアップだけ別に撮らせてもらえないかと交渉しました。クルーズディレクターは少し考えていましたが、結果的にはOK。安心して、指定された時間にダイニングに行くと、ディナー用のテーブルセッティングが整えられていました……60人分も。
 「え?」と戸惑う暇もなく、次々と乗客が入ってきてあっという間にダイニングは満員。ディレクターに「お客様のいない時に料理を」とお願いしたつもりが、どこでどう間違ったのか「お客様といっしょに料理を」と誤解されて、乗客に声をかけて集めてくれたのです。
 うれしそうに料理を堪能する乗客たちの姿と次々出される料理を必死で撮影していると、クルーズディレクターがこちらに向かって、親指を立ててウインク。大きくうなずくこちらの笑顔が少し引きつっていたことに、彼は気付いたでしょうか。
第23話紹介 | 第23話予告 | 第23話本編 | 船の詳細へ
第21話 バイキング・センチュリーサン 中国の歴史と文化を巡る長江の旅
没有予約(予約なし)
乗船前日、重慶のホテルに到着すると「没有予約(メイヨウイユェ・予約は入っていない)」。身振り手振りで「代金支払い済みで、予約表もある」と伝えても「没有(メイヨウ・無い)」の一点張り。現地コーディネーターは夜まで連絡がつかないし、ホテルのスタッフは日本語が分からない。「別のホテルじゃないの?」と、最初は冷たかった日本の番組デスクも、「代理店が休みで、こちらからは打つ手がないの。もう少しだけ我慢して」と同情気味。野宿も覚悟しましたが、数時間後、コーディネーターが合流して手違いが分かり、無事宿泊することができました。報告を夜遅くまで待っていたデスクは、「日頃の行いが悪いからよ」と一言。でもその声には安堵の響きがありました。
第21話紹介 | 第21話予告 | 第21話本編 | 船の詳細へ
第1話 カーニバル・フリーダム ~地中海の世界遺産をめぐる 陽気な地中海クルーズ~
リニューアル・オブ・バウ
 客船で結婚式を挙げたり、誕生日や結婚記念日を迎える方は少なくありません。この船では、苦楽を共にしてきた夫婦がさらなる愛を誓い合う、“リニューアル・オブ・バウ”という儀式を撮影できました。
 日本でも金婚式や銀婚式を祝いますが、こういう時はご主人の方が感激するのか、誓いの言葉で大粒の涙が。こちらも思わずもらい泣きして「リニューアル・オブ・バウって良いですよね」とカメラマンにささやくと、「君は、リニューアルする前に結婚相手を見つけなあかんやろ」と、カメラを握る薬指の指輪がキラリ!
 クルーズは色々な国の方と仲良くなれる最高の社交場。幸せな出会いがきっと待っているはず(?)ですよね。
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第3話 リバティ・オブ・ザ・シーズ ~世界最大級の客船で行く魅惑のカリブ海クルーズ~
マイアミの出港ラッシュ
 このときは、「夕日に照らされながら出港する世界最大級の客船という、“最高の画”が撮れますよ」とデスクを説得して、ヘリコプターをチャーター。しかし土日のマイアミ港は客船の入出港ラッシュ。お目当ての船はなかなか出港しません。
 この角度から撮ろう、こう回り込んで撮ろうなどと作戦を練りながら待ったのですが、太陽が傾く頃には「とにかく出港してくれれば良いから」と思うようになっていました。しかし、無情にもパイロットが腕時計を指さして、時間切れ。
 別の船が出港するシーンをたくさん撮れたのが救いですが、肝心のリバティの出港は結局桟橋から撮ることに。「最高の画は?」と詰め寄ってくるデスクの顔が浮かんで、その夜は眠れませんでした。
第3話紹介 | 第3話予告 | 第3話本編 | 船の詳細へ
第20話 クイーン・ヴィクトリア 
オリジナルカクテル事件
“英国伝統の”と聞いていたので、堅苦しい雰囲気の船だというイメージがあったのですが、クルーは至ってフレンドリー。
船内のバーを取材した時です。「特別なカクテルを作ってあげるよ」とバーテンダーがシェーカーを取り出しました。伝統の船のオリジナルカクテル。期待しないわけにはいきません。ジンをベースにフレッシュライム、ガムシロップを少々に炭酸も。さらに、カシス、チェリー、コーヒーリキュール……? ちょっと入りすぎじゃない?と思っているうちに、カウンターにあった材料のほとんどが入ったシェーカーを勢い良く振って、グラスに注ぐと……、確かにそこには見たこともない色のオリジナルカクテルが。
「君のために作ったんだ」と差し出されては、断ることも出来ず。ぐっと飲み干すグラスの向こうに、いたずらっぽくほほ笑む彼の姿がゆがんで見えました。
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第20話 クイーン・メリー2 
カジノ!カジノ!カジノ!
一般に船上のカジノは撮影の規制が厳しく、営業時間外に撮影するためどうしても活気の感じられない映像になりがち。しかし、この船では何人ものクルーが、カジノを楽しむ乗客を演じてくれたのです。ルーレット、スロット、ブラックジャック。熱気が伝わってくるいい映像が撮れ、「はいカット! ありがとう!」……ところが、誰もその声に反応しません。それどころか「コール!」「ホールド!」といった声が徐々に白熱しています。クルー達は普段カジノで遊ぶことができないので、ここぞとばかりに熱が入ったようです。
しかも、その熱は伝染するようで、我々も「ちょっと、スロットが回転するところを撮影しましょう」と言ってコインを入れ……、気がつくと、なぜか財布が軽くなっていました。思わず日本の鬼デスクのことを思い出し「さすがに、これは経費にできないよな…」とつぶやいたのでした。
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第6話 コスタ・コンコルディア ~美と健康と癒しの西地中海クルーズ~
湯けむりの向こうには
最近流行りの船上スパ。洋上最大級と言われる「サムサラ・スパ」の撮影をお願いすると、快くオーケー。 しかもジャグジーに入るモデルまで用意してくれるという、ありがたい対応。スパの営業終了後、喜び勇んでジャグジーに出向くと、アロマの香り漂う湯気の中にうっすらと浮かぶのは幅広の背中……? まさか?! そこには気持ち良さそうにくつろぐ男性クルーの姿が!! 女性でと指定したわけではありませんが、まさか男性モデルとは……。とりあえずそのまま撮影しましたが、帰国後、デスクの「ありえないでしょ」の一言で番組本編ではカットになってしまいました(せっかくご協力いただいたのにゴメンナサイ。ここで紹介させていただきます)。
第6話紹介 | 第6話予告 | 第6話本編 | 船の詳細へ
第12話 バイキング・ダニューブ ~5カ国を巡るヨーロッパ大陸横断リバークルーズ~
デッキが貸切りな理由は……
エーゲ海クルーズの撮影後、引き続いてヨーロッパのリバークルーズの撮影。灼熱の太陽から一転、晩秋の気配漂うハンガリーへ。特にこのときは冬の訪れが早かったので、肌寒いくらい。しかし映像は少し寒いくらいのほうがきれいに写るのです。「流れゆく田園風景を眺めながらワインに舌鼓をうつ……」 そんなクルーズのひとコマが撮れるかもとオープンデッキに出てみると、乗客はゼロ。「早朝のデッキには薄氷が張って危険」ということで、乗客は立入禁止。貸切りで撮影はありがたいけど、船内から不思議そうに見守るクルーの視線が辛かった……。撮影期間が長いと、途中で季節が変わることは少なくないのですが、ここまで予想が外れることはまれ。これも異常気象のひとつでしょうか? 次回はもう少し暖かい時期に乗船したいです。
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第19話 カーニバル・スプレンダー 情熱と感動のバルト海クルーズ 海上貿易で栄えたヨーロッパ水の都
ヴァルネミュンデの花火
出港時のオープンデッキは何かと感慨深いものですが、さすがに3日目くらいになると乗客も少なくなり落ち着いてきます。しかしドイツのヴァルネミュンデの港では違いました。 岸壁を離れると突然花火が! あっという間にデッキは満員状態。手すりの奪い合いです。桟橋の様子を撮ろうとしても、割り込む隙間もない。「もうだめか……」とよっぽど辛そうな顔をしていたのでしょう。近くにいた乗客の方が手すりを開けてくれたのです。ありがたい! 身振り手振りで感謝を伝えてわずかな隙間にカメラを構え、なんとか桟橋の様子を捉えることが出来ました。心優しき乗客との出会いは実に身に染みます。
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第2話 ロイヤル・クリッパー ~洋上の白鳥 世界最大ロマン溢れる帆船~
謎のクルー
バルバドス港の入り口からは船が見えず、どれくらい歩けばよいのかが分からなかったので、カメラマンを残して、1人で乗船場所を探しに。 やっと見つけた船からカメラマンの居る所までは、かなりの距離がありました。大きな荷物を2人で運ぶにはちょっと無理がある。そこで、手の空いているクルーを捕まえて身振り手振りでお願いし、荷物を運んでもらうことに。 ニコニコ笑いながら重い荷物を運んでくれたクルーに感謝しながら、船長に会ったらこのクルーのことを褒めておこうと、心に決めて急いで乗船しました。
乗船後船長にインタビューを申し込みに行くとなんとそこには先ほど一緒に荷物を運んでくれたクルーが!
彼こそがこの船の船長だったのです。知らぬこととは言え、船長に荷物を運ばせたとは……。 船長、港でも制服を着ていてくださいよ……。
謎のクルーこと、ロイヤル・クリッパーのキャプテン、クラウス・ミューラー氏はバグパイプの名演奏家でもあります。優しい船長の計らいで撮影も順調にいきました。ありがとうございました。
第2話紹介 | 第2話予告 | 第2話本編 | 船の詳細へ
第7話 ポラーリス ~オーロラを追って北極圏へ ヨーロッパ最北端を巡る船旅~
帰国後に気づいたお別れのあいさつ
ポラーリスのクルーズディレクター、ニルスは六カ国語を操り、撮影にも協力的な頼れるクルーでした。 最後にヒルケネスの港でポラーリスの出航を撮影しましたが、編集の際、大画面でその映像を見てみると、両手でこちらに大きく手を振り続けているニルスが小さく写っているではありませんか。 実はこの時、船は一旦出航したものの、乗客の乗り遅れに気づき再び港へ。私たちは2回出航シーンを撮影できたのですが、2度目の出港でもニルスは大きく手を振ってくれていました。
第7話紹介 | 第7話予告 | 第7話本編 | 船の詳細へ
第8話 シルバー・ウィスパー ~最高峰6つ星クルーズ 至高のセレブシップ~
クルーは高級葉巻に満足げ(本当はこれが目的?)
この船では、乗船して撮影を始めようとした瞬間、クルーから「ストップ!」の声。 何事かと思ったのですが、さすが6つ星のラグジュアリー船、「乗客のプライバシーを最優先したい。乗客が写らないように撮影してほしい」とのこと。 その後、気をつけて撮影していたのですが、またもや「ストップ!!」。誰もいないと思っていたプールデッキ奥のデッキチェアに乗客が一人。 ロング(引き)の画面だから人影はほとんど分からないよ、と説明しても納得してくれません。 「もう1回こんな撮影をしたら直ちに下船!」とまで。しかしこのまま人気のない映像ばかりでは、日本に帰って鬼のデスクに怒られてしまう……。 悩んでいると先ほどのクルーが「どうしても人物が必要なシーンでは、クルーが自前の洋服を衣装代わりにモデルを務めよう」と協力してくれることに。さすが、厳しさだけじゃなく優しさも6つ星。クルーの背中に心の中で手を合わせました。
第8話紹介 | 第8話予告 | 第8話本編 | 船の詳細へ
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